仕事も家庭もキャパオーバーな人へ。限界になる前に見直すべきこと

仕事と家庭

「仕事も家庭も、もうキャパオーバーかもしれない」

そんなふうに感じていませんか?

仕事も

家庭も

やることが多すぎて、頭も身体も休まらない。

家に帰っても休めない。

子どもにも、妻にもor夫にも、家族にも優しくしたいのに、ついイライラしてしまう。

仕事のことを考えながら家事や育児をしている。

家庭のことを考えながら仕事をしている。

常に何かに追われている。

休んでいるはずなのに、疲れが取れない。

自分の時間なんて、ほとんどない。

そんな状態が続くと、

「自分の要領が悪いのかな」
「もっと頑張らないといけないのかな」
「みんなはできているのに、自分だけできていないのかな」

と、自分を責めてしまうことがあります。

でも、最初に伝えたいことがあります。

キャパオーバーになるのは、あなたが弱いからではありません。

家庭も仕事も大切にしているからこそ、抱えすぎてしまうのです。

この記事では、仕事も家庭もキャパオーバーになってしまう理由と、限界になる前に見直したいことをお伝えします。

仕事も家庭もキャパオーバーになるのは、あなたが弱いからではない

仕事と家庭を両立しようとすると、やることは一気に増えます。

仕事をする。

家事をする。

子どもの世話をする。

家族の予定を把握する。

体調を気にする。

翌日の準備をする。

保育園や学校、習い事、病院、買い物、食事、洗濯、片付け。

見えるタスクもあれば、見えないタスクもあります。

しかも、家庭のタスクは予定通りに進むとは限りません。

子どもが急に泣く。

体調を崩す。

寝ない。

こぼす。

汚す。

予定していた時間に終わらない。

それでも、仕事は仕事で待ってくれません。

家のことも、育児も、仕事も、それぞれが別々に存在しているようで、実際には全部つながっています。

だから、ひとつ崩れると全体が崩れる。

この状態で余裕がなくなるのは、当然です。

キャパオーバーになるのは、能力不足ではありません。

抱えているものが多すぎるのです。

私も「時間も体力も足りない」と感じた

私自身も、仕事も家庭もキャパオーバーだと感じたことがあります。

単純に、時間も体力も足りない。

そんな感覚でした。

最初の1週間くらいは、アドレナリンで何とか動けます。

「やるしかない」
「自分が頑張れば何とかなる」
「家族のためだから」

そう思って、勢いで乗り切れる時期もあります。

でも、それはずっと続きません。

だんだんアドレナリンが切れていきます。

疲れがたまります。

睡眠不足も重なります。

気持ちにも余裕がなくなります。

そこで痛感しました。

子育ては短距離走ではなく、マラソンなのだと。

一瞬だけ頑張れば終わるものではありません。

今日を乗り切れば終わりではなく、明日も、明後日も続いていきます。

だから、気合いだけで走り続けようとすると、どこかで限界が来ます。

限界を感じるのは、タスクが同時に降りかかるとき

仕事や家庭の大変さは、一つ一つだけを見ると、何とかなるように見えることがあります。

仕事の残業。

早出。

夜間の赤ちゃん対応。

家事。

寝かしつけ。

子どもの体調不良。

どれか一つだけなら、乗り切れるかもしれません。

でも実際には、それらが同時に降ってきます。

仕事で残業や早出が続く。

そのタイミングで、夜間の赤ちゃん対応がある。

さらに仕事でもタスクが重なる。

そういうときに限って、子どもが発熱する。

赤ちゃんの背中漏れが起きる。

布団を取り替える。

着替えをする。

そこからまた寝かしつける。

こういうことが重なると、一気に余裕がなくなります。

一つ一つが特別に重いというより、2個、3個と同時に身に降りかかることが大変なのです。

仕事だけならまだ何とかなる。

家庭だけならまだ何とかなる。

でも、仕事と家庭と育児と想定外が同時に来る。

この状態で冷静でい続けるのは、とても難しいことです。

キャパオーバーになると、思いやる余裕がなくなる

キャパオーバーになると、目の前のことでいっぱいいっぱいになります。

すると、家族への接し方にも余裕がなくなります。

本当は優しくしたい。

本当はもっと丁寧に話したい。

本当は子どもの気持ちを受け止めたい。

本当は妻や夫にも思いやりを持って接したい。

頭では分かっています。

「こうした方がいいんだろうな」
「こんなふうに声をかけられたらいいんだろうな」

そう考えている自分もいます。

子どもが生まれる前は理想がありました。

でも、実際にはできない。

目の前のことで精一杯で、気が回らない。

最低限のことをこなすだけで、いっぱいいっぱいになる。

そのもどかしさが苦しいのです。

そして、つい子どもや家族にピリピリしてしまう。

言い方がきつくなる。

態度に出てしまう。

そのあとで、強い自己嫌悪に陥る。

「なんであんな言い方をしてしまったんだろう」

「子どもは悪くないのに」

「家族のために頑張っているはずなのに」

そうやって、自分を責めてしまう。

でも、これって愛情がないからではありませんよね。

気が付いたときには余裕がなくなっているのです。

キャパオーバーの原因は「やること」と「気を遣うこと」が多すぎるから

仕事も家庭もキャパオーバーになる原因は、単純にやることが多すぎることです。

そしてもう一つ、気を遣うことが多すぎることです。

育児や家のことは、実際にやってみるまで分からないことがたくさんあります。

子どもが生まれる前に頭で想像していたよりも、タスクは多い。

気を回すタイミングも多い。

「泣いている理由は何だろう」

「体調は大丈夫かな」

「落とさないように、ぶつけないように」

「今日の予定は何があったかな」

「明日の準備はできているかな」

「このあと寝てくれるかな」

「家のこともやらなきゃ」

「仕事のあれも終わっていない」

こうしたことが、ずっと頭の中にあります。

私自身、もともと体育会系で、体力にも器用さにも自信がありました。

最初は、頑張れば何とかなると思っていました。

でも、実際にやってみて思いました。

命を預かるというのは、体力や器用さとは別の気配りと精神力が必要なのだと。

それは、鍛えればどうにかなるものでもありませんでした。

気合いでどうにかなるものでもありませんでした。

 

家庭と仕事の両立で一番足りなくなるのは、時間でも体力でもあります。

でも、最終的に一番削られるのは、心の余裕だと思います。

心の余裕がなくなると、できていないことばかりが目につくようになります。

「できなかったこと」ばかりを見ると、自分を追い詰める

家庭も仕事も大切にしようとする人ほど、キャパオーバーになりやすい面があります。

なぜなら、できなかったことに目が向きやすいからです。

仕事であれが終わっていない。

家事も残っている。

子どもに優しくできなかった。

妻や夫に気を遣えなかった。

部屋が片付いていない。

自分の時間も取れていない。

あれもできていない。

これもまだできていない。

そう思えば思うほど、

どんどん自分を追い詰めてしまいます。

でも、本当は何もしていないわけではありません。

むしろ、たくさんやっています。

仕事もしている。

家のこともしている。

子どものことも考えている。

家族のことも気にしている。

ただ、抱えている量が多すぎて、全部を完璧にはできないだけです。

まずは抱えているものを書き出してみる

キャパオーバーを感じているときに、まずやってほしいことがあります。

それは、今やっていることを書き出してみることです。

家のこと。

育児のこと。

仕事のこと。

気を回していること。

頭の中で考えていること。

できれば、紙でもスマホのメモでもいいので、文字にしてみてください。

例えば、

朝食の準備。

洗濯。

保育園や学校の準備。

送り迎え。

仕事。

買い物。

夕食。

お風呂。

寝かしつけ。

明日の持ち物確認。

子どもの体調管理。

予定の確認。

家計のこと。

仕事の締切。

家族の予定調整。

こうして書き出してみると、自分がどれだけ多くのことを抱えていたのかが見えてきます。

特に大事なのは、目に見える作業だけでなく、気を回していることも書き出すことです。

「そろそろこれをやらないと」

「あれを忘れないようにしないと」

「このあとどう動こう」

そういう頭の中のタスクも、立派な負担です。

書き出してみると、

「自分はこんなにやっていたんだ」

と気づけます。

それだけでも、自分を責める気持ちを軽減することができます。

最低限でいいものを決める

抱えているものを書き出したら、次に考えたいのは、

「最低限、何をしていればいいのか」

です。

キャパオーバーのときに、すべてを完璧にやろうとすると苦しくなります。

家もきれいにしたい。

食事もちゃんと作りたい。

子どもにも優しくしたい。

仕事もきちんとやりたい。

夫婦関係も良くしたい。

自分のことも整えたい。

全部大切です。

でも、全部を常に完璧にやるのは難しいです。

だから、現状が大変なら、まず最低限を決める

今日、本当にやらなければいけないことは何か。

今週、最低限守れればいいことは何か。

ここだけは外せないものは何か。

それを見直してみる。

そのうえで、余裕があればプラスで何をするか考える。

順番は、最低限が先です。

「最低限だと子どもがかわいそう」

そう感じる人もいるかもしれません。

でも、親がキャパオーバーで不幸せになっている方が、子どもにとってはつらいこともあります。

完璧なご飯。

完璧な部屋。

完璧な対応。

それよりも、親の表情に少しでも余裕があることの方が大切な場面もあります。

全部できなくても大丈夫です。

守るべきものを守るだけの時期があっていいと思います。

限界になる前に、両立の構造を見直していい

仕事も家庭もキャパオーバーになるのは、あなたが弱いからではありません。

家庭も仕事も大切にしているからこそ、抱えすぎてしまうのです。

大切なものを守ろうとしているから、限界まで頑張ってしまうのです。

でも、限界まで頑張り続けることが正解とは限りません。

まずは、抱えているものを書き出してみる。

最低限でいいものを決めてみる。

できなかったことばかりではなく、できていることにも目を向けてみる。

 

そして、もう一つ大切なのは、

そもそもなぜ仕事と家庭の両立がここまで苦しくなるのかを知ることです。

家庭と仕事が二択になりやすい構造があるのかもしれません。

まずは、こちらの記事で「両立できないのは自分のせいではない」という視点を整理しています。

【家族か仕事かの二択に苦しむあなたへ|両立できないのはあなたのせいではない】

さらに、なぜ現代の働き方では家族と仕事が二択になりやすいのか、その構造についてはこちらで詳しく解説しています。

【なぜ家族と仕事は二択になるのか?役割に縛られる現代の構造をあなたは受け入れますか?】

キャパオーバーになっている自分を責める前に、まずは抱えているものの多さに気づいてくださいね。

あなたは、何もしていないのではありません。

家庭も仕事も大切にしているからこそ、ここまで頑張ってきたのです。

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